■父、帰る(すごいネタバレ)

ロシア語の授業で。
12年ぶりにひょっこり帰ってきた親父が、何の説明もなしに兄弟を無人島に連れて行く。

無人島の廃屋で、父が掘り出していた小箱の中身が気になってしょうがない。きっと、父と息子たちが打ち解けることができた時に、息子たちに向けて開封されるはずのものだったのだろう。けれど、父の死によってその「あったはずの<幸福な>未来」はばっさりと切り捨てられる。ハッピーエンドを暗示した小箱と父の死骸を載せたボートは沈んで、二度と戻ってこない。
強烈な喪失。

授業時間の都合ですこしカットされたらしくて、もしかしたら見ていないけれど重要なエピソードがあるのかもしれない。要再見。